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饐える管理人様
丁寧にコメントして下さってありがとうございます。
前回の書き込みから、頭の中で曾祖母、祖母のロールプレイをして(両者とも健在ですが)
さらに記憶を呼び起こしてみました。
まろふね さん
『ようりっと』は言いますね。読んだ瞬間叫んでしまいました。
「ようりっと持っちゃんさい」みたいな使い方もしますよね。
これだと『慎重に』みたいな意味でしょうが・・・難しい。
「いぬる」も言いますね。「いんだ」とか「いぬるで」とかよく言ってました。
かなり思い出せたので今回はとりあえず【ア行】を。
ちなみに私の実家は江津の西の方ですので、
大田や益田の方とは微妙に違う部分があるかもしれません。
細かいのはご容赦ください。
代名詞『あがあ』=『あっち、あそこ』
→「あがあにある(あそこにあ)」
形容動詞『あがあ(な)』=『あんな、あんな感じ、ああ』
→「あがあな事(あんなこと)」「あがあ(に)やる(あんな風にやる)」
≒『あんとう』=『あんな感じ、あんな風』
(『あ』『こ』『そ』『ど』は標準語と同じ使い方で
『あ』の例と同じように以下)
『こがあ』
『こがあ(な)』
『こんとう』
『そがあ』
『そがあ(な)』
『そんとう』
『どがあ』』
『どがあ(な)』
『どんとう』
『塩梅』=『具合』
(標準語では死後に近いですが、お年よりはよく使いますね。)
『いかい』=『(服、靴が)小さい、きつい』
『ぶかい』=『(服や靴などが体より)大きい、ぶかぶかな様子』
『こまい』=『(物理的に)小さい』
(『いかい』は体に対して小さい、『こまい』は物理的に小さい、子供に対しても使う)
『うわっぱり(上羽織?)』=『上着』
『良(え)え』=『良い』
→「良え気(げ)な」=「良さそうな」
『悪(わ)りい』=『悪い』
→「悪り気(げ)な」=「悪そうな」
『えっと』=『たくさん、充分過ぎるくらい多く』
『置く』=『作業を一旦止める』
→「置いてや(置いちゃ)んさい」
(謙譲助動詞『やんさる』=『くださる』は、動詞とユニゾンを起こして
「~してやんさる」⇒「~しちゃんさる」となりますね。
どちらも使いますが、概ね
丁寧な時ははっきり区別して発音して、
くだけた時はユニゾンするような気がします。)
『居(お)んさる、居りんさる』=『居られる、いらっしゃる』
(敬語との組み合わせですが)
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